ノンメディカルによる(未受精)卵子凍結とは
「ノンメディカル(社会的適応)」による卵子の凍結保存とは、健康な女性が、パートナーの不在や仕事の優先などで、すぐに妊娠は希望しないが、少しでも妊娠の可能性が高いうちに、未受精卵子を凍結保存しておくものです。
治療にあたって、日本産科婦人科学会作成の動画「ノンメディカルな卵子凍結保存をお考えの方へ」を事前にご視聴ください。
未受精卵子凍結のメリット・デメリット
メリット
凍結した年齢での卵子の質を維持することができます。将来、妊娠を希望したときに卵子が若いと、染色体異常や発育不良などが起きにくく、妊娠・出産に結びつきやすくなることが期待できます。
デメリット
・健康な患者様に、通常の不妊治療の体外受精と同様に、卵巣刺激や採卵の手術を行うため、治療に際しては卵巣過剰刺激症候群や採卵による腹腔内出血のリスクなどがあります。
・日本産科婦人科学会の発表によると、凍結保存未受精卵子を融解した治療周期総数あたりの妊娠率は、およそ10%程度と(年度により異なります)、決して高い妊娠率とはいえず、実施することで妊娠・出産を保証するものではありません。
・卵子を採取する時期より高い年齢で妊娠・出産をすることになるため、母体だけでなく、胎児にも医学的リスクが上昇します。
初診予約方法
当クリニックは完全予約制です。
初診のご予約は受付スタッフが承ります。平日12:00-17:00にお電話にてご予約をお願いいたします。
初診のご予約は受付スタッフが承ります。平日12:00-17:00にお電話にてご予約をお願いいたします。
婦人科
婦人科の初診について(お電話の前にご確認ください)
- お電話をいただいた時点での年齢が40歳以下の方(受診時に41歳になっていても可)のご予約を承ります。
- 初診時に発行から3ヶ月以内の「戸籍謄本」を提出していただきます。
- 月・火・木・金曜日 10:30の時間帯でご案内しております。
- 初診時の診察は、院長が担当いたします(当日午前の処置の件数によっては、ご来院後、一度外出していただく場合がございます) 。
- 初診時は診察や検査などで最大半日程度お時間がかかりますので、時間に余裕のある日でご予約をお願いいたします。
- よくあるご質問はこちらをご覧ください。
風疹抗体検査のお願い
- 風疹の抗体検査(HI法による検査)を受けていない方は、初診での来院前に検査を受けていただき、検査結果のコピーを初診予約日にご持参ください。
代表電話:027-330-2200
婦人科初診時の持ち物
※予約時間の15分前にご来院いただき、受付へご提出ください
保険証 マイナンバーカード | 保険証(原本)をお持ちください。 また、月初めの診療時にも、再度必要になります。 保険証をお忘れの場合、保険診療の費用も全額自己負担となります。 |
戸籍謄本 ※日本国籍の方 | 発行から3ヶ月以内の戸籍謄本をお持ちください。 |
独身証明書 ※外国籍の方 | 独身証明書は発行から3ヶ月以内で和訳文書付きのものをお持ちください。 |
基礎体温表 | 直近2~3カ月の基礎体温表(紙)をお持ちください。 スマートフォンアプリなどで記録されている方は表にしてお持ちください。 ※お持ちの方のみ |
他院からの紹介状 | ※転院の場合は必ずお持ちください |
過去の検査結果 | 他院で治療されていた方は、直近の検査結果をコピーしてお持ちください。 ※お持ちの方のみ |
注意事項 |
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問診票
女性用問診票をダウンロードしていただき、ご記入のうえでお持ちください。
※当院で記入される方は、事前に内容を確認していただき30分前にはご来院ください。
※当院で記入される方は、事前に内容を確認していただき30分前にはご来院ください。
未受精卵子凍結にかかる料金
「ノンメディカル(社会的適応)」による未受精卵子の凍結保存に関する料金は、全て自由診療となり、保険は適用されません。
項目 | 料金 | 備考 |
採卵 | 308,000円 | |
未受精卵子凍結(1~4個) | 55,000円 | 凍結が複数本ある場合、状態により複数本の容器にて凍結いたします。また、凍結は左記料金で2年間有効です。3年目以降は別途「凍結保存継続管理料(未受精卵子)」を容器1本あたりの料金で請求させていただきます。 |
未受精卵子凍結(5個以上) | 110,000円 | |
凍結保存継続管理料(未受精卵子) | 52,800円 | 容器1本あたり1年間有効です。 |
※上記に加えて、診察、薬剤、検査などの料金が発生します