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麻酔について

局所麻酔とは

局所麻酔とは

麻酔薬を手術する部分に注射し、感覚を無くして一時的に痛みをやわらげる方法です。効果は2~3時間ほど続きますが、眠くならないため、処置後の安静が必要なく、体への負担も少なく済みます。

<局所麻酔の副作用とリスク>
非常にまれですが、ショック症状(徐脈、不整脈、血圧低下、呼吸抑制、チアノーゼ、意識障害など)や中毒症状(意識障害、振戦(ふるえ)、痙攣)の副作用が出る場合があります。

静脈麻酔

静脈麻酔とは

点滴している管に麻酔薬を注入することによって眠気を誘い、痛みを和らげる方法です。全身麻酔と違って意識はあるため処置後に歩行にて病室に戻ることができます。覚醒が早いため、処置が長引いたときには痛みが出てくることがあります。
なお、静脈麻酔は無意識に手足が動いてしまうことがあるため、手術中は安全を考慮し、手足をベルトで固定させていただく場合があります。

<静脈麻酔の副作用とリスク>
覚醒が早いため、処置が長引いたときは痛みが出てくることがあります。

 比較的起こりやすい合併症(1割~2割の確率とされています)
  • 体温低下・ふるえ・頭痛・吐き気・嘔吐・麻酔からの覚醒の遅れ
    個人差や手術の種類によって頻度が大きく変わります。
  • かゆみ
    薬によって起きることがあります。

 極めてまれに起こる重大な合併症(10~30万件に1例の発生率とされています)
  • 心筋梗塞・狭心症・脳内出血・くも膜下出血・脳梗塞
    これらは麻酔に伴うというよりも、普段の生活の中でも起こりうる重症な病気ですが、そのような病気は麻酔中にも同じように起こる可能性はあります。
  • 気道確保困難・低酸素性脳症・誤嚥性肺炎・呼吸抑制
    静脈麻酔による意識喪失に伴って起きる可能性があります。
  • 喘息発作・術中使用薬剤によるショック・悪性高熱症
    術中使用する薬によって起こる可能性があるものです。
  • 肺血栓塞栓症
    長時間の同じ体位により起こる可能性があります。
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