こんにちは。
ラボ部門　胚培養士からの報告です。

2025年6月7日、8日に愛知県名古屋市で開催された第22回JISARTシンポジウムに参加してきました。
「JISART」とはJapanese Institution for Standardizing Assisted Reproductive Technology（日本生殖補助医療標準化機関　https://jisart.jp/）の略称で不妊治療を専門とするクリニックによって結成された団体です。
「安心と安全と満足を実感して頂ける生殖医療を提供する」という崇高な理念のもと、お子さんを願うご夫婦に安心して、満足できる医療を受けていただくことを目的として活動しており、現在、全国30施設が加盟し当院も2006年から所属しています。

毎年1回、エンブリオロジスト、看護師、カウンセラーの教育、各施設のラボ・ディレクター、看護師コーディネーターの指導者としての養成も行っているため、今回もラボ教育セミナーに参加してきました。

今回のラボ教育セミナーでは「培養業務と施設審査における実際」、「JISART施設における現状と対応策」と題した大きく2つのテーマで各施設から集まった培養士がグループディスカッションを実施しました。

JISART施設の大きな特徴として、3年に1回、各施設から相互に部門別審査を実施することが挙げられますが、今回のディスカッションでも今後の審査スキルアップに向けてラボ業務ではどのような視点で監査すべきか、や保険診療開始以降における培養業務の実際や工夫している点など、また、日頃の業務で疑問に感じている点などを自由闊達に話し合うことができ、大変充実した時間を過ごすことができました。

写真は教育セミナー会場から見えた外の景色です。