スタッフブログ
2018.11.25
培養室のご紹介
こんにちは、ラボ部門です。
今回は培養室内の紹介をしたいと思います。
ここは精液調整室です。
中央の銀色のパスボックスから精液検体が提出されます。
右端に映っている顕微鏡で精液の状態を確認し、精子数を数えます。
精液所見が出たら、左側に映っているクリーンベンチ内で精液処理を行っていきます。
1人の精子処理に1つのクリーンベンチを使用しており、取り違えのないシステムを構築しています。
こちらが培養室です。
主に採卵・体外受精・顕微授精・胚の凍結、融解・移植の準備をこの部屋で行います。
中央に置いてある箱型の機械が培養器で、壁際に置いてあるのがクリーンベンチと顕微鏡です。
左が加湿型、右が無加湿型の培養器です。
当院にはこの2つの培養器と、以前ブログでご紹介したエンブリオスコープ合計3種類の培養器があります。
患者様の卵子により、最良の培養器を選択し使用するようにしています。
培養室の清浄度はクラス1000です。
更にこのクリーンベンチを併用することで清潔な環境で胚を扱っています。
中央にあるモニターでは、顕微鏡でのぞいている映像が確認できます。
こちらは凍結保管庫です。
凍結検体は液体窒素に満たされたこのタンク内で保管されています。
このようなクリーンな環境で大切に卵子・精子を取り扱っております。
以上、クリーンな培養室の紹介でした!
2018年11月25日 1:20 PM | カテゴリー: スタッフブログ