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2019.01.10
風疹とはどんな病気?

風疹とはどんな病気?
風疹ウイルスの感染で起こる感染症です。
風疹ウイルスは感染力が強く、感染した人のせきやくしゃみ、会話などで、ウイルスを含んだ飛まつが飛び散り、これを鼻や口から吸い込むことなどで感染します。
症状が出ないこともあり、気づかないうちに感染を広げてしまう場合があるので注意が必要です。
最も注意したいのは、妊娠初期に風疹ウイルスに感染することによって、おなかの赤ちゃんに起こる悪影響です。
 
●風疹の主な症状
①発疹 ②目の充血 ③発熱 ④軽い咳 ⑤関節痛 ⑥リンパ節の腫れ
風疹は、最近日本では大人の発症が9割近くを占めています。風疹を発症すると、主な症状として、小さく赤い発疹が全身に広がっていきます。そのほか、38℃前後の発熱、耳や首の後ろのリンパ節の腫れ、目の充血、軽いせきなどがあります。大人では関節痛が現れることも多く、また、大人が感染すると重症化することもあります。
風疹で最も注意したいのが、妊婦への感染です。妊娠20週ごろまでに妊婦が風疹ウイルスに感染すると胎児にも感染して、生まれてきた赤ちゃんが先天性風疹症候群という病気になる可能性があります。妊娠初期に感染するほど、障害が起こる可能性が高まるとされています。先天性風疹症候群になると、難聴、心臓の病気、白内障・緑内障・網膜症といった目の病気、低出生体重、精神・運動発達の遅れ、発育の遅れ、血小板減少性紫斑(しはん)病、肝脾腫(かんぴしゅ)(肝臓や脾臓が腫れること)などが現れます。
風疹は、妊娠がはっきりしない妊娠初期から胎児への影響が大きいとされています。大流行した2013年の調査では、風疹の患者数は女性よりも男性の方が約3倍多くみられました。また、妊婦が感染すると、生まれてくる赤ちゃんに先天性風疹症候群という病気が起こる可能性がありますが、妊婦への感染経路として最も多いのは、夫から妻への感染です。先天性風疹症候群を防ぐためには、男性を含めて多くの人が風疹の予防をすることが重要です。
 
●感染力の強い風疹ウイルス
風疹は、感染力が強い病気で、風疹ウイルスの感染で起こります。風疹ウイルスに感染すると、平均16~18日間ほどの潜伏期間を経て発症します。ただし、風疹ウイルスに感染しても15~30%程度の人は、抗体はできるが症状は現れない不顕性感染(ふけんせいかんせん)となるとされています。不顕性感染の場合でも、気づかないうちに周囲に感染を広げてしまうことがあります。
 
●ワクチン接種で、風疹を予防できる
風疹は、風疹含有ワクチンを接種することで予防できます。予防接種は、内科や小児科などで受けられます。常に風疹ワクチンが用意されているとは限らないので、事前にワクチンがあるかどうか、問い合わせるとよいでしょう。
1回の接種だけでは、20人に1人は抗体ができないと考えられているため、2回の接種が勧められます。予防接種には、麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)の使用が推奨されています。なお、ワクチン接種は当院では行えませんので、あらかじめご了承ください。自治体によっては、接種費用の助成を行っているところもあります。
妊娠中は、風疹の予防接種を受けることができません。女性は、子どものころの接種を含めて妊娠する前に合計2回の接種を受け、接種後、2か月間は避妊が必要です。
 
●気になる方は抗体検査を受けることもできる
風疹ウイルスに対する抗体があるかどうかわからない場合は、血液を採って行う抗体検査によって、抗体があるかどうかを調べることができます。
抗体の有無を調べることが目的で行う検査は健康保険が適用されません。自治体によっては、抗体検査の費用の助成を行っているところもあるので、確認してみるとよいでしょう。
当院でも検査可能です。希望の方は医師にお申し出ください。
 
●風疹ワクチンの接種制度は、年代によって異なる
生年月日によって、定期接種で風疹の予防接種を受ける機会があったかどうかが異なります。具体的な生年月日による違いは、次のようになっています。

•1962年4月1日以前生まれ…接種なし
•1962年4月2日~1979年4月1日生まれ…男性は接種なし、女性は中学生のときに集団接種(1回)
•1979年4月2日~1987年10月1日生まれ…男女共に中学生のときに個別接種(1回)
•1987年10月2日~1990年4月1日生まれ…男女共に幼児期に個別接種(1回)
•1990年4月2日以降生まれ…男女共に個別接種(2回)(時期は生年月日によって異なる)
 
接種を受ける機会がなかった人や、接種したかどうかわからない人、風疹にかかったことがあるかどうかわからない人は、自分や家族を風疹から守るために、予防接種を受けることをお勧めします。


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