治療のリスク

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治療のリスク・副作用について

治療をするにあたっての治療のリスク、副作用については以下のようなものがあげられます。

多胎妊娠
卵巣刺激を行なう治療の場合、複数の卵を発育させるため、多胎妊娠の確率は増えてしまいます。
多胎妊娠によるリスクとして、胎児数が増加するにしたがって、母体には、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)や切迫早産、胎児にとっては早産、低出生体重による22週以降の周産期死亡の危険性等が考えられます。
こうした多胎妊娠の危険性を考え、卵巣刺激中は、定期的に診察を行い超音波で卵胞の個数と大きさを測定し、刺激するHMG(排卵誘発剤:HMG、フェリングなどの注射)の投与量を決定していきます。
卵巣過剰刺激症候群(OHSS:Ovarian Hyper Stimulation Syndrome)
複数の卵を発育させるための排卵誘発剤の使用に、卵巣が過剰に反応して、卵巣が腫れ、腹水がたまることがあります。これを卵巣過剰刺激症候群(OHSS)といいます。
軽度の場合は、経過を観察し卵巣の腫れがおさまるのを待ちますが、症状が重い場合には、入院等の治療が必要な場合もあります。
子宮外妊娠
子宮外妊娠とは、通常着床する子宮以外の場所に受精卵が着床してしまうことです。着床する場所により「卵管妊娠」、「卵巣妊娠」、「腹腔(腹膜)妊娠」などがありますが、その多くは「卵管妊娠」です。
自然妊娠でも1%前後の確率で起こるといわれていますが、不妊治療においてはその確率は高くなります。理由として、治療を受ける人に卵管の状態が悪い人が多く、受精卵が卵管に着床する場合、排卵誘発により複数の受精卵があることで一部が子宮まで到達しない場合や、到達しても卵管内に押しやられる可能性がある為と考えられています。
卵管に着床したままの受精卵が成長を続けると、卵管が破裂して母体の生命に危険がおよぶこともある為、卵管の妊娠組織を切除したり、卵管そのものを切除したりする手術など
早急な処置が必要です(当院では手術が可能な提携病院に直ちにご紹介いたします)
採卵による腹腔内出血
採卵で卵巣に針を刺す際に、卵巣出血や、誤って卵巣周辺の大血管に穿刺してしまうことなどにより、腹腔内出血を生じる可能性があります。ほとんどの場合これらの出血は自然に止まりますが、稀に多量出血に至ることがあります。多量出血の場合、緊急に開腹手術を行なう場合もあります。(但し当院ではそのような例は今のところありません)
薬剤(注射・内服薬・外用薬等)使用による副作用とその他のリスクについて
その他、ホルモン剤や各種薬剤使用による、「頭痛」や「吐き気」、「発疹」等の過敏症状、注射や外用薬使用部位の「発赤」や「かゆみ」等の副作用、「血栓症」等の合併症が考えられます。そのため、ホルモン剤や各種薬剤の使用状況によっては、血液検査を適宜させていただくことがあります。
また、治療を繰り返すことにより、身体へ及ぼす何らかの影響が生じる可能性があります。
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