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人工授精(AIH)

人工授精(AIH)について

人工授精(AIH)とは

人工授精(AIH:Artificial Insemination by Husband)とは、排卵直前のタイミングで、ご主人様の精子を奥様の子宮内にカテーテルという細いチューブを使用して注入する治療法です。

性交の場合の精子のスタート地点は腟内ですが、人工授精では子宮の奥になるため、卵子と出会うための複雑な経路が短くされ、受精の機会が改善されます。この際に用いる精子は、通常、精液の原液ではなく、マスターベーションで採取した精子を洗浄濃縮し、選別した元気な精子を注入します。

治療の方法

①自然周期の人工授精

月経が始まった7日目~10日目に受診していただき、経腟超音波で卵胞の大きさを確認します。
卵胞の大きさにより、次回の診察日程を医師が決定します。
卵胞の大きさが16mm程度になったら、排卵させるための「HCGきりかえ注射(医薬品名:オビドレル)」と、同じく排卵を促す目的で「アゴニスト点鼻薬(医薬品名:ブセレリン)」を使用します。

「HCGきりかえ注射」は、「遺伝子組換えヒト絨毛性性腺刺激ホルモン製剤」と呼ばれる、ホルモン剤の1種です。卵巣に働きかけることで、通常、注射の36時間後に排卵が起こるといわれています。
人工授精は午前中を予定しているため、人工授精の前々日の夜10時頃に自己注射をしていただきます(医師の判断により注射の時間を遅らせる場合もあります)。

②刺激周期の人工授精「内服の排卵誘発剤+HMG」

「HMG」より低刺激な方法です。
月経2日目より「内服薬」を服用し、月経6日目に受診し、「HMG注射またはFSH注射」が開始になります。
「HMG注射またはFSH注射」を開始後は、数日ごとの経腟超音波による診察で、卵胞の個数、大きさと子宮内膜の厚さを測定します。卵胞が十分に発育するまで、注射は毎日または1日置きに継続します。
一番大きな卵胞の大きさが18mm程度になったら、「HMG注射またはFSH注射」を中止して、排卵させるための「HCGきりかえ注射(医薬品名:オビドレル)」と、同じく排卵を促す目的で「アゴニスト点鼻薬(医薬品名:ブセレリン)」を使用します。

「内服薬」の飲み終わりの時期は、薬の種類により、異なります。必ず医師の指示通りに服用してください。
「HCGきりかえ注射」は、「遺伝子組換えヒト絨毛性性腺刺激ホルモン製剤」と呼ばれる、ホルモン剤の1種です。卵巣に働きかけることで、通常、注射の36時間後に排卵が起こるといわれています。
人工授精は午前中を予定しているため、人工授精の前々日の夜10時頃に自己注射をしていただきます(医師の判断により注射の時間を遅らせる場合もあります)。

③刺激周期の人工授精「HMG」

月経2~3日目から「HMG注射またはFSH注射」を開始し、数日ごとの経腟超音波による診察で、卵胞の個数、大きさと子宮内膜の厚さを測定します。卵胞が十分に発育するまで、注射は毎日継続します。
卵胞の大きさが16mm程度になったら、「HMG注射またはFSH注射」を中止して、排卵させるための「HCGきりかえ注射(医薬品名:オビドレル)」と、同じく排卵を促す目的で「アゴニスト点鼻薬(医薬品名:ブセレリン)」を使用します。

「HCGきりかえ注射」は、「遺伝子組換えヒト絨毛性性腺刺激ホルモン製剤」と呼ばれる、ホルモン剤の1種です。卵巣に働きかけることで、通常、注射の36時間後に排卵が起こるといわれています。
人工授精は午前中を予定しているため、人工授精の前々日の夜10時頃に自己注射をしていただきます(医師の判断により注射の時間を遅らせる場合もあります)。
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