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2019.01.17
リンゴ病(伝染性紅斑)が流行しています

今回は看護部より、近年で最も流行しているとニュースにもなっている「リンゴ病」についてです。

妊娠中にパルボウイルスB19に初めて感染すると、胎児に感染する場合があります。小児期にリンゴ病に感染したことがない妊婦さんは感染に注意しましょう。
 ・ウイルスは感染した人の唾液、痰、鼻水から、人から人へ感染します。
 ・感染者や風邪症状のある方との接触は、なるべく控えましょう。
 ・マスクの使用・手洗い・うがいが感染予防に有効です。


●パルボウイルスB19とは
リンゴ病(伝染性紅斑)という病気の原因ウイルスです。小児期に感染していない場合は成人でもパルボウイルスB19に感染します。
リンゴ病(伝染性紅斑)は4~5年周期で流行するといわれています。
 
●妊娠中にパルボウイルスB19に感染したらどうなるか
妊娠中に感染した場合、ウイルスが胎盤を通過し、約20%の割合で胎児に感染を起こします。そのうちの約20%が胎児水腫(胎児のむくみ)や胎児の貧血を起こし、流産や死産の原因になります。
妊娠の早い時期の感染が大きな問題となることが多く、胎児の症状は母体の感染から数週間のうちにでてくることが多いです。妊娠後期(妊娠28週以降)の母親のパルボウイルスB19の感染による胎児水腫、死産の確立はかなり低いとされています。
 
●パルボウイルスの感染経路と感染予防
パルボウイルスB19のワクチンはまだ開発されていません。ウイルスは感染した人の唾液、痰、鼻水の中に出てきて、人から人へ広がります。
リンゴ病特有の皮膚の症状が出る1~2週間前の「風邪のような症状」の時期に感染力があります。            
感染予防策として・・・
 ・風邪症状のある方との接触をさける
 ・感染した人と同じカップで飲んだり、同じ道具(食器など)を使用しない
 ・うがい、手洗い、マスクの着用の実施       等
 
●パルボウイルスB19感染症状
・小児の場合
14~20日の潜伏期間の後、両頬に紅い発疹、体や手・足に網目状の発疹が見られ、1週間程度で消失します。
発疹が出現する7~10日前に微熱や風邪のような症状がみられることがあり、この時期にウイルスの排出が最も多くなります。
・成人の場合
何も症状が出ない場合もありますが、伝染性紅斑の典型的な発疹や関節の腫れ・痛みが出る場合があります。
皮膚ははっきりしない薄い赤みが体のあちこちに見られる場合があります。
感染者の約半数は症状が出ないため、症状がなくてもウイルス感染は否定できません。
 
●パルボウイルスB19に感染したかもしれないと思ったら
感染した人との接触歴や職業などの問診、血液検査で感染を判定します。血中のIgG・IgMの測定で判定できます。一般的に、ウイルス接触後数日から1週でウイルス血症(他人に感染する時期)となり、約10日後よりIgM抗体が検出され、数日遅れてIgGが上昇します。IgMが陽性の妊婦さんは最近初めて感染した可能性があると考えられます。


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